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こまどり日記

「肝、焼ける」を読んで

「肝、焼ける」を読んで_c0123031_814491.gif2008/07/06(

 札幌在住の作家、朝倉かすみさんの「肝、焼ける」の本を知ったのはブロ友である reiさんの「風のふくままに」を訪問してからである。

reiさんの 6月30日の 「肝、どうする」とか「田村はまだか」を拝見して この作家の 会話の面白さに圧倒された。

すぐに図書館へ行って調べたらほとんど貸し出し中で「肝、焼ける」
1冊をやっと借りることが出来た。

真穂子さんが年下の恋人 御堂君を 東京から稚内まで こっそりとたずねてくる。
土地の人々の浜言葉の方言での会話のなんと面白いことか!
そのなかで「肝、焼ける」がでてくるのである、「あー、そりゃキモ、焼けるわ」と。

特に、トラックの運ちゃんの わかったような、わからないような
方言というのか、若者言葉というのか
ポンポンと,歯切れが良くて 可笑しくて声をあげてわらってしまった。
リズムがある、これは作家の手法のうまさであろう。

年下の恋人の真意がつかめない じれったさが「肝、焼ける」なのかもしれない。

最後がいいなあ~、と思った。
恋人、御堂くんは マンションの玄関のドアチェーンのかかったままで
訪ねて来た真穂子さんを のぞくようにして「アッ!」と驚くところで おわっている。

二人の気持ちは 読者に委ねられている。
そんな、余韻をもたせて 読者に想像をさせてくれるところが
私は好きであるし、うまいなあ~と思った。

いっぺんに” 朝倉かすみさん”のファンになった。
高齢者には生きづらい 世の中になってきたので わたしは ”肝をすえて生きていこう”。

reiさんのブログはこちらです。
Commented by kktanpopo2 at 2008-07-06 10:12
ヾ(@⌒ー⌒@)ノおはよう♪
時間が無くてブログにコメント久しぶりです。
書の方で展示会が数回ありそちらに時間を取られました。

水色のスカート買ったのね、涼しげで綺麗な色合い貴女にぴったりと思います、次回の練習日見せてね。

この本面白そうですので、私も読みます、ありがとう!!
Commented by こまどり at 2008-07-07 05:11 x
たんぽぽさん、次回のフラ練習には着てみますね、でもあついですね~~。
by komadori2s | 2008-07-06 08:00 | 読書 | Comments(2)