2018年 04月 01日
NHK「どこにもない国」
今日から4月
札幌の天気は、雪は解けたが曇天でうす寒い。
昨日からやっと自転車に乗れるようになった。
青空を眺めながら、風を切って、走るのはなんと嬉しいことか。
鳥たちのさえずりが木々の中から聞こえてくる。
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「感動のテレビドラマ」
NHK「どこにもない国」
土曜日2週にわたって、放映。
終戦後、旧満州に残された日本人の帰国に命がけで奔走した3人の男の物語。
軍人たちは帰国したが 一般市民は国から見捨てられて置き去りにされた。
取り残された日本人は、ロシア軍による
暴行、略奪、強姦、と、何千人もの人がが命をおとしている。
3人の奔走した中のお一人、無名の民間人・丸山邦雄氏であった。
この原作は、丸山邦雄氏の3男(当時5歳)の回想でかかれている。
ポール・邦昭・丸山氏によるノンフィクション「満州 奇跡の脱出」を原案に
ドラマ化された。
こんなむごいことが、あったのかと思うと、涙があふれてきた。
なにより、つらいのは「国が日本国民を見捨てた」ということだ。
作詞家の なかにし・礼氏が、よく満州引き上げのことを語っている。
国から見捨てられた体験を
男女の失恋、などに置き換えて書いてるとのこと。
中西氏の詩はすべて、国から見捨てられた体験がもとになっているそうだ。
原作を読んでみようとおもっている。