2014年 03月 16日
映画「小さいおうち」を観て
少しずつ、日差しが柔らかになってきた。
春が待ち遠しい。
映画「小さいおうち」を観て
『小さいおうち』は中島京子著で直木三十五賞受賞作。
山田洋次監督。松たか子、倍賞智恵子・・・出演。
今は歳老いた、もと、女中タキ(倍賞智恵子)の回想録。
時代は、昭和初期の東京の中流家庭。
当時としてはモダンな「赤い三角屋根の小さいおうち」で奉公する。
若奥様(松たか子)の「密かな恋愛」を回顧する物語。
ほのぼのとした家族の物語。
この「密かな恋愛」が物語の核になっている。
人生って、密かな秘密を持っているほうが面白い。
松たか子演じる若奥様、とても品があって優しくて好演。
倍賞智恵子が老婆を演じているのだが
私の年代では、若くて可愛い素敵な倍賞智恵子の思い出が強いので
どうも、しっくりしない。
いや、いや、そういう自分もこの映画と同じ老婆になっているのだろうか。