2012年 03月 14日
『うるうる』
「うるうる」
感せまって、涙で目が潤んでくるときに「うるうる」という表現をする。
現代言葉の造語かとおもいながら、私も時々、この言葉をつかっていた。、
が、そうではないらしい。
13日の読売新聞の「編集手帳」の欄にこのように書かれていた。
鎌倉時代の辞書『名語記』(みょうごき)の一節に
〈小児のなかむとする時は、目のうるうるとなりて、涙のうかぶ也〉
と、由緒正しい古語であるらしい。
私も、この言葉からくるイメージが絵画的でとても好きだった。
日本語ってなんと美しいのだろう、と改めて感心している。