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こまどり日記

角田光代の本

9月17日(水)
長袖を着るようになり すっかり、秋の空気になった。

 「私のなかの彼女」 角田光代著
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図書館に予約してあった本が1年も過ぎた頃に、借りれる連絡が入った。
自分でもすっかり忘れていた。
読みたいと思った瞬間を過ぎると、興味も失せてしまう。

が、角田光代さんの本はナルシストでないところが 好きなので一気によんだ。

「私のなかの彼女」は、ほとんど作家としての角田光代自身を書いている作品だと思う。
私のなかの彼女とは 亡き祖母のことをいっているのだと思う。
祖母も作家を目指していて、和歌も同じ道をたどっている。

主人公和歌は、同じ大学の一年先輩の男性(仙太郎)が恋人。
13年も長い間同棲をする。
が、彼女は仙太郎が大好きなのに、なぜか「結婚をしよう」と言い出せない不安を抱いている。
彼はとっても真面目で好青年のだが、今一つイメージが浮かんでこなかった。
なぜ、和歌から離れていったのかがよくわからない。

でも、映像としてみたら映画になりそうだ。
なんとなく、はっきりしない男女のもやもやとしたところが好きだなあ~~。
by komadori2s | 2014-09-17 10:24 | 読書 | Comments(0)